スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BURRN! コラム 

本日発売のBURRN!2月号より、ジーノ・ロートがコラムの連載をはじめました。
タイトルは「WHISPER IN HEAVEN」。

第一回目は"Dance with the Devil"です。
もしよろしかったら、ぜひご一読ください!
よろしくお願いいたします。


スポンサーサイト

洗礼 

南ドイツほどではないとしても、カトリック色の濃いデュッセルドルフに、50年代に生まれたジーノとウリ。この頃、幼児期に洗礼を受けるのはかなり一般的だったにも関わらず、兄弟は洗礼を受けていません。
父親(カール・ヨーゼフ)の、「宗教は自分の意志で考えて決めるものだ」という信念のもと、兄弟も成長してから自分の宗教について考えるようになります。
その結果、高校時代に自ら教会に出向いて洗礼を受けたのが兄のウルリッヒ。
ジーノは…というと、洗礼を受けることを選ばず、いまでも基本的に「無宗教」のままです。
聖書を読み、そして自分なりにさまざまな宗教を学ぶにつれ、「教会」というもの「宗派」というものが、本来の神の教えからかなり離れているという矛盾にぶち当たり、教会に属することをためらったようです。
教会に通う代わりに、彼は仏教やヒンドゥー教、そして神道や禅などに興味を持ち、書物を読み耽るようになりました。

そのジーノが身につけているネックレスは2種類。ジーザスのクロスと仏陀。
そして今回のアルバムのタイトル、「ランウェイ・トゥー・ザ・ゴッズ(Runway To The Gods)」。彼にとって神はあくまでも複数形(Gods)なのです。(このあたり、ぜひジーノのセルフ・ライナーノーツを読んでみてください。)

またのちほど、「ヴォーカル考」の中でも触れていきたいと思いますが、マイケル・フレクシグの後任に、リズ・ヴァンダル(Liz Vandall)を検討していた時期があります。彼女のパワフルなVo.は、ジーノも認めており、実は数回セッションも試みました。
しかしアルバムの中の一曲でもある「Runway To The Gods」を見てヴァンダルは、
「複数形の神なんて信じられない!! 神はジーザスのみ。信じられない!?? こういう歌は歌えない。」
…というわけで、リズ・ヴァンダルのヴォーカル案は消え去ることになりました(ほっ)

ちなみに洗礼を受けたウルリッヒですが、彼も複数の神を信じています。彼のスタジオに鎮座するのは、巨大な金の仏陀像であることも有名な話です。

こういった背景から「Listen To The Light」アルバムの中で、ロートはさまざまな宗教の考え方を歌詞とアートワークの中で結びつける手法を試みます。この考え方が、のちにヨーロッパで批判されることになり、その批判に対する彼の答えが、セルフ・ライナーノーツに書かれたこの言葉だったのです。

I believe in Christ, without being a “Christian”, I believe in Buddha, without being a “Buddhist”, I believe in many concepts of the old Indian religions, without being a “Hindu”, I believe in God without being “religious” in a formal sense, I believe in myself without being “selfish”…

「ジーザスを信じるのにクリスチャンになる必要はなく、仏陀を信じるのに仏教徒になる必要はない。ヒンドゥー教徒にならずとも、古いインド哲学の多くの思想を信じることはでき、宗教家になることなく神を信じることができる。そして、利己的になることなく自分を信じる…。」



Together 

Peace One Day英語版のZeno Journalにもエントリーしていますが、ジーノ・ロート(Zeno Roth)は、イギリス人映像監督のジェレミー・ギレイ(Jeremy Gilley)の提唱した「Peace One Day」を全面的にサポートしています。
この「Peace One Day」というのは、一日だけでもいいから武器を置いて戦うことをやめてみないか?…というジェレミーの呼びかけにUNUnited Nations)も応え、毎年9月21日を「銃を置いて、傷つけ合うことをやめる日」と制定(an annual day of global ceasefire and non-violence on the UN International Day of Peace)。2001年よりはじまり現在に至っています。

この機会に、日常生活の中でも、そしてちょっと視線を外に向けてグローバルにも通じるんじゃないかと思うジーノの楽曲、「Together」をアップします。改めて、歌詞にも再度目を通していただければ有難いです。

Together (mp3)

Together
There were times - walking on my own
when I thought I wouldn't need anybody
but after years - feeling all alone
I began to see a reason for living

Together - as time is going by
like the stars up in the sky - forever

We'll make the way together
(like the stars in the sky)
We're gonna stay together till the end
cause we all know together we can win
it is more than you and me, it's together
- till the end...(...till the end...)

So let us walk - stronger than before
let us take a road that keeps us together
Mankind, survive - begin to understand
our reason to be here is to make the way

Together - as time is going by
like the stars up in the sky - forever

We'll make the way together
(like the stars in the sky)
We're gonna stay together till the end
cause we all know together we can win
it is more than you and me, it's together
- till the end...(...till the end...)

We'll make the way together

ふたつの耳とひとつの口 

「ジーノ(Zeno)」というのは本名ではなくアーティスト名です。(…ご存知のこととは思いますが…笑)。
パスポート上の名前は普通の(やや古風な)ドイツ語名で、ヘルゲ(Helge Engelke)やウレ(Ule Ritgen)などの親友たちは、このドイツ名の短縮形を使います。80年代のファーストの「ZENO」の頃(EMI UK時代)は、長くロンドンに滞在していましたが、英米の関係者からは、本名の英語版の短縮形(ややこしな…笑)で、「Jo(ジョー)」と呼ばれていました。
いま、再び在英国ですが、最近ではすべて「ジーノ(Zeno)」で通っています。

Zeno Rothこのアーティスト名の由来となったのが、ギリシャの哲学者でストア派のゼノン(Zenon:BC335-BC263)です。
Zeno Roth自身の哲学は、このストア派(ストイシズム)に非常に近く、生き方においてもストア派と相通じるところがあります。

ストア派のゼノンの言葉に、「なぜ、耳は二つあるのに口は一つなのか?それは、多くを聞き、語るのは控えよ…という意味だ」…というのがあります。
The reason we have two ears and only one mouth, is that we may hear more and speak less.

…確かに。

ジーノ(Zeno Roth)は聞き手役に回ることが多いですが、しかしドイツ人らしく(?)、議論(ディベート)も非常に強いです。さらに「Sharp tongue」(毒舌)としても友人の間では有名で、ウリ(Uli Jon Roth)を黙らせられるのは、弟だけ…とも言われています。…笑

情感と感情 

英語版Zeno Journalで、「フィーリングとエモーションの違いについて」(>> Feeling VS. Emotion)、本人が文章を載せています。
ここで彼の言っているフィーリング(Feeling)は、人間が持って生まれた(生まれながらに持っている)本質的な情感や情緒。
対してエモーション(Emotion)は、より自動的で無意識な、心理状態の条件反射のようなもの。直接的な喜怒哀楽を表す感情。

心に多く「Feeling」を持つ人たちは、外見は物静かでクールで、自分だけの世界にいるような印象を与えることがありますが、しかし内面は非常に温かく、情け深かったりします。
対して、「Emotion」の割合が強い人たち(エモーショナルな人たち)は、激しく情熱的な印象を受けますが、その実、心の中は非常に冷めていたりする…。

ギタリストが「Feeling」の勝った情感豊かなソロを弾くとき、これはリスナーの心を揺さぶることがあります。…が、芸術という分野において、自己中心的な「Emotion」は、どこにも行き着かない場合もあります。

さて。Zenoの「Feeling」が凝縮された今回のアルバムのギターソロの被数々。その中でも特筆すべきは、やはり最後のインストゥルメンタル曲「Sunset Birds Flying Home (Celestial Touchdown)」だと思います。
この曲は、2004年の5月のあるひとの死に際し、その葬送曲としてZenoによって書かれた作品ですが、この楽曲をこのアルバムのために完璧に完成させるに当たり、かなり長い時間と(創作の)苦悩と痛みをZenoは味わいました。
最後のソロのみにほぼ6週間を費やしたこの曲。Zeno Rothのすべての情感が凝縮されたラスト曲です。

以下、MP3にてどうぞ。

Sunset Birds Flying Home (Celestial Touchdown) (Instr.)
(Dedicated to Kuniko)

ソネット 

Zeno

2006年8月より再始動した「Zeno Forum」の(本人からの)メッセージの中で、Zenoがシェークスピアのソネットを紹介していますが、これは「君を夏の日に喩えようか…」ではじまる「第18番(XVIII)」のソネットです。
Shall I compare thee to a summer's day?
Thou art more lovely and more temperate:

(君を夏の日に喩えようか?
君はさらに美しく、さらに優しい)

映画「恋に落ちたシェークスピア(Shakespeare in Love)」の中でも使われていたので、記憶にある方も多いかもしれませんね。
非常に美しいソネットです。

以下、日本語訳として吉田健一さんの訳詩を引用させていただきます。
君を夏の一日に喩へようか。
君は更に美しくて、更に優しい。
心ない風は五月の蕾を散らし、
又、夏の期限が余りにも短いのを何とすればいいのか。
太陽の熱気は時には堪へ難くて、
その黄金の面を遮る雲もある。
そしてどんなに美しいものもいつも美しくはなくて、
偶然の出来事や自然の変化に傷けられる。
併し君の夏が過ぎることはなくて、
君の美しさが褪せることもない。
この数行によつて君は永遠に生きて、
死はその暗い世界を君がさ迷つてゐると得意げに言ふことは出来ない。
人間が地上にあつて盲にならない間、
この数行は読まれて、君に命を与へる。


原文は以下の通りです。
Shall I compare thee to a summer's day?
Thou art more lovely and more temperate:
Rough winds do shake the darling buds of May,
And summer's lease hath all too short a date:
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimm'd,
And every fair from fair sometime declines,
By chance, or nature's changing course untrimm'd:
But thy eternal summer shall not fade,
Nor lose possession of that fair thou ow'st,
Nor shall death brag thou wander'st in his shade,
When in eternal lines to time thou grow'st,

So long as men can breathe, or eyes can see,
So long lives this, and this gives life to thee.

| HOME |
Copyright © Zeno Journal ::Zeno Roth Official Blog:: All Rights reserved. Design By Kana.

Zeno Journal ::Zeno Roth Official Blog::

About Zeno Roth

Zeno

Author:Zeno

---
The Official Zeno Roth MySpace
1956年6月30日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。

バンド「ZENO」で、1986年にEMI UKよりファーストアルバム「ZENO」でデビュー以来、メロディアス・ロック・シーン屈指のソングライターとして高い評価を受け続ける。
兄、ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)とも比較される流麗な泣きのギターワークも常にファンの注目を集める。
また、高いメッセージ性のある詞も、Zeno音楽哲学の中では重要な位置を占めており、そのリリシズム溢れるメロディとともに、ヒーリング・ロックと呼ばれることもある。
作品は完全完璧主義であり、最後の一音に数ヶ月時間を費やすこともある。…が、素顔は結構ひょうきんである。

Copyright © 2006-2009 Zeno Roth All rights reserved.

Calendar

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

Twitter

Recent Posts

Links

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Search This Blog

Email Zeno

名前:
メール:
件名:
本文:

Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。