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シェフチーク / セビシック 



ヴァイオリンを練習されたことのある方にはなじみのある名前かもしれませんが、ヴァイオリン奏者で、ヴァイオリン奏法論や教本も書き上げている、チェコのオタカール・シェフチーク / セビシック / Otakar Ševčík / [Sevcik])[1852 – 1934]。
合理的かつ科学的なヴァイオリン奏法を確立し、門下からは多くの著名なヴァイオリニストを世に送り出したシェフチークの訓練法や教授法は、今日でも重要なヴァイオリン練習曲集として評価されています。(ピアノ界で言えば、チェルニー(Černy / [Czerny])[ドイツ語ではツェルニー] のような存在ですね。)

060808b.jpg


ヴァイオリンから入り、今なおヴァイオリンの重要性を語っているジーノ・ロートも、シェフチークの練習曲で訓練した一人です。

いまでもシェフチークの楽譜は、彼の書斎に大事に保管してあるのですが、昔、ヴァイオリンの練習をしながら、自分でなにやら手書きで書き込んでいるのが一番上の写真。
実はこれ、「これがギターだったら...」と、彼が草稿していた「ジーノ奏法」(?)の一部です。この頃は、「ZENO以前」で、本人もまだ十代でしたが、この頃から「ギター奏法」にも興味を持っていたそうです。

創作に入るときやプロダクションの間は、すべての神経を感情にして、その全神経を、一コード、一語、一ノートに集中させるジーノですが(それゆえか、アルバム完成後のバーン・アウト状態はすさまじく、まるで廃人のようになるわけです。もともと手抜きのできない性格ですし...)、普段は結構、合理的で科学的な人でもあります。
ここ数年、後輩の指導なども経験し、この「ジーノ奏法」を形にして遺しておきたい…という考えに至ったようで、ジーノ・メソッドが、世に出ることになるかもしれません。
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セイモア・ダンカン -Seymour Duncan- 


ジーノのストラトについてご質問いただきましたので、この機会に彼のセイモア・ダンカン(on ストラト)についてまとめてみます。
>> Seymour Duncan

ジーノのストラトについての過去記事はここ。
>> Stratocaster -Zeno版-



まず、フロント・ピックアップ(ハムバッカー)は、シングルコイルサイズ(single-coil-sized)のリトル'59(Little ‘59™)。

「シングルコイルを選ぶことで、(取り付ける際に)削るウッドを最小限に抑え、ギターのレゾナンスの低下を防ぐことができる。」…とのことで、これはアルバム「Listen To The Light」制作直前に本人が設置しました。



リア・ピックアップですが、実はこれはあまりにも古過ぎて、型番等の記憶がない…とのこと。(すみません。)
アーカイヴ・ファイルに資料が残っているはずなので、あとでチェックする(by Z)とのことですので、解明し次第お知らせいたします。(もしくは、情報お待ちしています!(笑))
アドバイスとしては、「もっともパワフルなものを選べ!」だそうです。

以上です。
ギターや機材に関しての質問、今後もお待ちしております。

イーボウ(Ebow)とボトルネック(Bottleneck) 

先に「バンド名と東方幻想」のエントリーで、「Listen To The Light」アルバム収録のインスト「Rainforest Tears」について触れましたが、このソロの中で使っているのが、イーボウ(Ebow)。

Ebow

ジーノのアルバムの中で、Ebowが使われているのはこの1曲のみのようですが、「ADSR Envelope—(Attack/Decay/Sustain/Release)Envelope」のうちの「A(Attack)」を取り除くことで、ヴァイオリンやシターのサウンドに近いものが得られ、この楽曲の中ではサイケデリックな効果を生み出しています。

さらに、過去に使っていたもうひとつのギター・ツールが、ボトルネック(Bottleneck)。

Bottleneck

当時、ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)に傾倒していたジーノは、彼のブルージーなソロに近付くべく、このボトルネックを使い74年に「White Death Of A Blind Life」をレコーディングしています。(ちなみに、この「ボトルネック」の下に写っているのは、この楽曲のジーノの直筆の歌詞です。)

それから、これはいまでもジーノのギターの重要な要素を占めるワウ・ペダル「VOX」。

Vox

彼の場合、ワウ・ペダルはギターの音に色彩を与える程度のもので、バックグラウンド的に使っています。(これは兄のウリと同じ…とのこと。)
Runway To The Gods」アルバムのギターソロでもかなり頻繁に使っているそうですが、おわかりになりますか?

Vox

…というわけで、こちら、猫にワウペダルを弾かせてみているジーノ・ロート。(アホです。orz)

ムーンギター 

Moon Guitar Zeno Roth Custom

黒猫を写真に収めるのは難しく、同様に黒いギターを撮るのも難しい。

…というわけで遅くなりました。
今回のアルバムでほとんどのギターソロを担当したムーンギター(Moon Guitar)です。>> Moon Guitar Zeno Roth Custom

「ストラトキャスター(Stratocaster) X レスポール(Les Paul)」の究極の形で、ジーノのもっとも理想とする音が実現できるギター。ジーノはこれを「ギター界のフェラーリ」と呼んでおります。

ボディはマホガニー(Mahogany)、フレットボードがエボニー(Ebony)。
ピックアップは、リンディ・フレーリン(Lindy Fralin)。
トレモロ・システムはフロイド・ローズ(Floyd Rose)。

Moon Guitar

マシンヘッド(ペグ)はクロコダイル(Crocodile)。

Moon Guitar

これが、今回のアルバムで通しで使ったギターピック。ダンロップ(Dunlop)の1.0mmです。

さて。ギターソロ…ということで、アルバム最後の曲(11曲目)「Sunset Birds Flying Home (Celestial Touchdown) (Instr.) 」の一番最後の数音がかなり高音になっていますが、これもこのムーン・ギターで弾いています。
これは、「ハーモニック(Harmonic)=Flageolet」のジーノ流テクニックです。ヴァイオリン奏法からヒントを得たそうで、「Sunset Birds Flying Home」の中では、3分46秒あたりからこの高音が聴けます。

これら、ギター奏法やハーモニックのテクニックに関しては、9月10日発売のヤングギター(YOUNG GUITAR)10月号のインタビューの中でも詳しく語られていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

Stratocaster -Zeno版- 

Zeno Fender Stratocasterアルバムのアートワークと楽曲の話が続いたので、今日はギターに話題を移してみます。

ジーノ(Zeno)の理想のギターは、「レス・ポールのサウンドが奏でられるストラトキャスター」。

ジーノのギターワークに一番重要なのはトレモロ・システムですが、サウンドは、ストラトのものよりレス・ポール(Les Paul)サウンドをより好んでいます。
なので、ジーノのストラト(Stratocaster)は、そのサウンドがよりレス・ポールに近くなるようにカスタマイズされてあります。
(…が、基本的に彼の場合、ギターはツール(道具)のひとつであり、ギター・コレクション等にはまったく興味を持っていません。)

というわけで、彼がいつも使っているギターについて。
今日は、ストラトキャスター、いってみます!



Zeno Fender Stratocaster


70年代に購入したこのストラト。オリジナルは木目のウッド・フィニッシュ(Wood Finish)でしたが、気に入らず、一本は白(現在も使っているもの)でもう一本は黒(ファースト・アルバム時に使っていましたが、既に手放しています)に塗り替えてあります。(この塗り替えは、車の塗装と同じ仕様で行われており、耐久性に優れているとのこと。)

Zeno Fender Stratocaster


ここからZenoの指差し確認、入ります(笑)…っ。
フロントとバックのピックアップは、セイモア・ダンカン(Seymour Duncan)。ハムバッカーもセイモア・ダンカン。
ミドル・ピックアップは、フェンダー・オリジナルのシングル・コイル。
5 way toggle switch(トグル・スウィッチ)で、それぞれのピックアップをコンバインしています。
トレモロ・システムは、フロイト・ローズ(Floyd Rose)。

Zeno Fender Stratocaster


そして、Zenoのギターの特徴のひとつは、ナット・ロッキング(Nut locking)を絶対使わないこと。(ナットをしていません。↑)

Zeno Fender Stratocaster


ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)のスカイ・ギター(Sky Guitar)でも有名な、英国のアンディ・ディミトゥリオ(Andy Demetriou)が、実はジーノ(Zeno)のストラトもカスタマイズしているのですが、そのひとつがフレットボードとフレット(Frets)の拡張です。これにより、レス・ポール並みのサウンドを搭載することができます。
この拡張により、Dシャープ(D#)までの高音が可能になりました。

Zeno Fender Stratocaster


兄弟ということで、「ウリのスカイ(Sky Guitar)に興味があるか?」と、よく質問をされますが、これに対するジーノ(Zeno)の答えは、「No. Not at all.(まったく興味なし)」でしです。
理由「その1」は、スカイの高音があまり好きではない。「その2」、ギターはギターのままでよい…。「その3」、常にストラップをつけてしか弾けない(=座って、膝の上にギターを乗せられない)のは、ちょっとなぁ…。
ま、嗜好の違い…ということで。

話をストラトに戻します。
このストラトは、「Runway To The Gods」アルバムの中では、「叙情的なソロ」を担当しています。たとえば、先にMP3でサンプルをアップした、最終曲(インスト)の「Sunset Birds Flying Home (Celestial Touchdown)」の最初は、ギターの掛け合い(ハイとロー)(Zenoいわく、QuestionとAnswer)ですが、この「Answer」(ロー)の部分がストラトです。ぜひ聞き分けてみてください。
では、Question(高)と、他の楽曲のソロ(ほとんどのソロ)ではどのギターを使用しているかというと、ムーン・ギター(Moon Guitar)の「Zeno Roth Custom」。このギターは、ジーノがもっとも気に入って弾いているギターで、彼の理想の音が、かなり実現できる…とのことです。
次回は、このムーン・ギター・ジーノ・カスタムについてまとめてみます。


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About Zeno Roth

Zeno

Author:Zeno

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1956年6月30日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。

バンド「ZENO」で、1986年にEMI UKよりファーストアルバム「ZENO」でデビュー以来、メロディアス・ロック・シーン屈指のソングライターとして高い評価を受け続ける。
兄、ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)とも比較される流麗な泣きのギターワークも常にファンの注目を集める。
また、高いメッセージ性のある詞も、Zeno音楽哲学の中では重要な位置を占めており、そのリリシズム溢れるメロディとともに、ヒーリング・ロックと呼ばれることもある。
作品は完全完璧主義であり、最後の一音に数ヶ月時間を費やすこともある。…が、素顔は結構ひょうきんである。

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