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ヴォーカル考 -3- 

Zeno Roth

ヴォーカル考 -2-」より続きます。

少し時系列を進めてみます。
マイケル・フレクシグ(Michael Flexig)との仲が、一時完全に歪んだのが「Zenology II」発売直後。このアルバムの契約前に、マイケル本人とウレ(Ule Ritgen)の許可と同意は取ってあり、ロート側にすれば"寝耳に水"のクレームではありましたが、しかし人間関係というのは、何が原因で、いつ崩れるともわからぬ薄い氷のようなもの。
その後、マイケル側から正式にジーノ脱退の意志を伝えられることになります。
このVo.交代劇に最後まで反対していたのが、実は兄のウリ(Uli Jon Roth)なのですが、ウリの説得も及ばず、結局、「新作のVo.を新たに探す」という課題に直面することになります。
そしてここからが険しい山道の入り口となるわけです。

なぜウリが最後まで反対し、また新Vo.探しが難しいものとなったのか…。それは、マイケル・フレクシグのヴォーカリストとしての精神的クオリティの高さにあります。
(ジーノにとっての)フレクシグの音域の問題というのは以前にも書いた通りですが、しかしそれを越えて、これまでの「ZENO」には(ロートとフレクシグの)ケミストリーが存在しています。
それは、ジーノの書く曲および歌詞を、フレクシグが非常に深く理解した上で歌っているからです。ジーノの詞はメッセージ性が高くメタファーを多用し、さらに行間の意味も多い。これを理解して歌うシンガーとそうでないシンガーというのは、結果に大きな差が出ることになります。
また、彼らふたりのレコーディング作業の緻密さというのは共通で、納得のいくまで何度もやり直すという点でも同じ音楽哲学を共有していると言えるでしょう。

兄のウリ以上に完璧主義であると言われている弟。彼のこだわりと性格をしっかり把握していたフレクシグは、同胞ウレ・リトゲンと同じく、「ZENO」哲学の要となるVo.だったのです。

…「ヴォーカル考 -4-」に続きます。
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About Zeno Roth

Zeno

Author:Zeno

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1956年6月30日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。

バンド「ZENO」で、1986年にEMI UKよりファーストアルバム「ZENO」でデビュー以来、メロディアス・ロック・シーン屈指のソングライターとして高い評価を受け続ける。
兄、ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)とも比較される流麗な泣きのギターワークも常にファンの注目を集める。
また、高いメッセージ性のある詞も、Zeno音楽哲学の中では重要な位置を占めており、そのリリシズム溢れるメロディとともに、ヒーリング・ロックと呼ばれることもある。
作品は完全完璧主義であり、最後の一音に数ヶ月時間を費やすこともある。…が、素顔は結構ひょうきんである。

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